「プラダを着た悪魔」感想(ネタバレあり)
なんかモヤモヤするラストだった・・・。
「え、そこで辞めちゃうの?」と思った。もともとずっと働く気はなかったのだろうし、「このままここで働いていたら編集長のような人生になる、それはイヤだ」と思うのも無理はないけど・・・。
もうちょっと前向きな選択をしてほしかった、と思ってしまう。というのも、主人公の恋人が全然魅力的じゃなかった。どんどん綺麗になって、仕事もできるようになっていく主人公に対して、「以前の君はそんなじゃなかった」みたいなこと言う男、別れたほうがよくない? (まあ、そんなに好きならご自由に、だけど・・・。)パリで編集長のことを「彼女がもし男だったら、仕事ができるという評価だけだったはず」とかばっているときはすごいキラキラしてたのに、恋人の前では「あなたの言う通りだったわ、ごめんなさい」と、自分を抑える主人公にがっかり。
安野モヨコ「働きマン」を読んだときも思ったけど、なんで女の人生は「仕事」か「恋」の二択を迫られてしまうのだろう。まあそれは映画とかマンガとかドラマとかを盛り上げるための演出で、実際には両方手に入れてる女性ばかりだと・・・思いたいな。