よもぎブログ

東京都の会社員、性別は女。 会社での立場はいわゆる中堅社員。ブログを通じて日本国民の幸福感を底上げしていきたい。とまでは思っていない。

「五等分の花嫁」最終巻

大好きだった「五等分の花嫁」が遂に最終巻。

kc.kodansha.co.jp

結末に否定的な意見も多いみたいだけど、

それだけみんなが、誰が花嫁なのか真剣に考えてた証拠!

私も連載中、ページの隅々まで見てヒントを探したり、

セリフの裏の意味を考えたり、

ネットの考察記事を読んだり、

本当に楽しかった!!

ちなみに私の一推しは四葉、二推しは五月と三玖。

四葉は裏表がなく、

分かりやすくて元気なところがかわいい。

最初からずっとフータローの味方だったよね・・・。

花嫁予想は、まあなんだかんだ

普通に五月なのかな〜と思ってた。

(結末は作品を読んで確認してください!)

 

こういうハーレムものって、少年誌ラブコメの王道だけど、

女性が読んでもここまで好きになれる作品って珍しいと思う。

他の作品に比べて、

女性ファンの割合が多いんじゃないかな?

その理由を語らせていただく。

(ネタバレなしだから安心してね)

 

1. 主人公(フータロー)が、性格は多少残念でビンボーでも

 見た目はまあイケてるし、

 勉強はものすごくできる、という設定

 

男性読者に親近感をもたせようという意図なのか、

「主人公が見た目もイケてない、とくに取り柄もない」

みたいな設定をよく見かけるけど、

そうすると女の子たちがなんでそこまで

主人公にこだわるのか説得力に欠けてしまう。

どう考えても当て馬のイケメンのほうがいいだろ!と

モヤモヤしたり。

ラブシーンとかも見てて楽しくない。

 

2. エロシーンが多すぎない&露骨すぎない

 

パンチラ、入浴、女同士で胸をもむ、ハプニングで

主人公に胸が押し付けられる・・・などのシーンが

過剰だと、単純に「下品」と思ってしまう。

あと、世間に「エロマンガ」というイメージが

植付けられてしまうと、

人前で堂々と「その作品が好き」と言えなくなる笑

その点でアニメ版「五等分の花嫁」は、ちょっと胸の描写が

大きすぎるんだよなーと思いながら見ていた。

 

ちなみに私は、四葉が一花に歯磨きされるシーンに

めちゃくちゃ萌えたんだけど・・・私だけなのかな・・・。

 

3. 女の子同士がギスギスしすぎない

 

女の子たちが自分を取り合ってギスギスする、というのが

男のロマンだというのもわかるんだけど。

男性読者の間でも、好き嫌いが分かれるのでは?

(ちなみに少女マンガでは、主人公(女)を好きな男同士は

 ギスギスせずに「対決」をしますが、

 対決シーンが受け付けないという意見は

 聞いたことがないです)

私は現実世界で女同士のギスギスをさんざん見ているので、

マンガ読んでるときくらいはほのぼのしたい。

「五等分の花嫁」も多少ケンカしたり、一花が

他の子を陥れようとしたり、といったシーンはあるけど、

「姉妹」という切っても切れない絆の設定のおかげで

そこまで陰惨になってない。そこが好き。

 

4. 絵がかわいい

 

人物がかわいいのはもちろん、

小物とか背景とか、お花とか、私服とか、

細かいところの描写も凝っててかわいい。

そういう意味では少女マンガっぽくもある。

描いてる人女性なんじゃ、と思ってるときもあった。

 

 

・・・と、他にも「五人がいい意味で個性的」とか

「たまに挟まれる、一つの出来事を

 それぞれの視点で語る回が秀逸」とか

好きな理由はたくさんあるけど、今日はこのへんにしときます。

もちろん、「五等分の花嫁」以外の「少年誌掲載ラブコメ」を

否定する気持ちは全然ないし、

基本「男性のためのもの」ということは

充分わかっているつもりです。

(「いちご100%」とかも好きでしたよ)

 

連載終了は寂しいけど、ダラダラ続くよりいいし、

いまは本当に、この作品をリアルタイムで楽しめたことへの

感謝の気持ちでいっぱいです。

またこんなラブコメが読めるといいな・・・。