よもぎブログ

東京都の会社員、性別は女。 会社での立場はいわゆる中堅社員。ブログを通じて日本国民の幸福感を底上げしていきたい。とまでは思っていない。

不要不急の業務

先日、会社の先輩に対して生意気な口をきいてしまった。

我が社では社長の前で先月の業績を報告する会議が毎月開かれていて、うちの部署は毎月その会議の前後は資料の準備やら会場の準備やらで大忙しになる。4月と5月は新型コロナウイルス対策で会議が開かれなかったため、とても楽だった。まさに「不要不急」の会議であり、「やらなくてもいいならずっとやらなくていいじゃん」と思っていた。

だが、6月は会議を開くことになった。しかも座席の配置を変えたり会議室を消毒したりと、いつもよりもやることが多かった。そして会議が終わった一週間後。「会議の資料に間違いがあったから訂正させてほしい」と申し出があり、先輩から「資料を訂正し、社長を含む参加者全員に訂正後の資料と訂正内容を連携するように」と指示を受けた。訂正内容は表現の違い(例えると、「アメリカ」ではなく「アメリカ合衆国」でした、ぐらいの)であり、終わった会議の資料であり、会議の際には誰も気付かなかった間違いである。思わず、「働き方改革が進まないわけですねー」とぼやいてしまった。

先輩は、努めて穏やかに、「いやまあ、それをやるのがうちの部署の仕事だからね・・・」と言い、私も「いや、うちの部署の批判とかではないですよ・・・?」とフォローしつつ、60分を費やしてその業務を片付けた。

仕事なんて、丁寧にやろうと思えば無限に丁寧にやることができる。「この機会に無駄の削減を」と上司たちは言うけど、結局、下っ端の社員が「無駄だからやりません」と言うことはできない。今までやってきたことは無駄でした、と表明することは、今まで無駄なことをしてたの?という批判にもつながりかねないし。

会社って難しいな!